点滴

猫は時として、点滴が必要になる場合があります。
体内の水分量が少なく、脱水症状の時。水をあまり飲めない状態の時。元々あまり水を飲まないタイプの場合。
頻繁に通院するのは大変です。
飼い主さんが点滴をできるようになるのは猫ちゃんにとっても非常に安心。

点滴の手順

点滴の手順は、おそらく最初はかかりつけの病院で教えてもらうでしょう。
ただ、病院でうまくできたとしても、いざ自宅で1人で点滴をするとなったら不安。
私自身も最初はビクビクヒヤヒヤ。(,,꒪꒫꒪,,)

いろんな人のインスタ見たり検索したりと、事前にたくさんの情報を得ていました。

まず、自宅で行うのはほとんどが皮下点滴でしょう。
皮下点滴は、皮膚の真下に点滴を注入します。
皮膚のみに針を刺すので、深く刺しすぎると筋肉まで到達してしまい、猫ちゃんが痛がります。

皮膚のみに刺すのは案外簡単なんです。
皮膚をみょ〜ん、とひっぱります。筋肉は体にくっついてるので伸びる事はありません。
伸びている皮膚の部分だけに刺すようにすれば確実に皮下のみに針が刺さります。

刺す部位は、基本的には背中側の皮下ならどこでもいいと言われていますが、一般的には猫ちゃんの肩甲骨の中心から、2cmくらい下の部分です。

針を刺す方向は、頭の方向きでも、しっぽの方向きでもどちらでも構いません。
私はその時猫が向いている方向によって変えてます。(*´∀`)

皮膚をひっぱって浮いた皮膚に針をぷすっと刺します。
刺す瞬間は、「プスッ」とした感覚があります。感覚がなければきちんと刺さっていないので液漏れしてしまうのでご注意。

針は2cmくらい体と並行になるよう刺して、ひっぱった皮膚を離します。
皮下にうまく刺さっている場合には、傷みはほぼ感じません。痛がっている様子が見られる場合には筋肉まで刺さっている可能性があるので、抜いてから、針を付け替えてやり直しましょう。

注意点として、針を刺すのはあくまでも皮膚をひっぱっている状態の時です!
ひっぱった皮膚を離している状態で針を刺すと、筋肉に刺さってしまいます。ひっぱった皮膚を離してから針を奥に差し込むのも同じく筋肉に刺さってしまいます。
猫ちゃんが傷みを感じずにいられるよう、細心の注意を払いましょう。

針さえ刺さればあとは輸液を流し込むだけ。
暴れる子や、落ち着かない場合には顔をタオルなどで覆ってあげるといいでしょう。
視界が途切れると猫は安心して落ち着く場合が多いです。
うちも、落ち着かない場合は顔とお尻部分だけに毛布やタオルケットで覆ってあげています。
背中の一部が見えてれば大丈夫なので、その子の性格に合わせてあげましょう。


<点滴の手順>

・輸液を湯せんで温めて、人肌くらいの温度にする
・新しい針を出し、点滴にセットする
・針のフタを外し、空気をしっかり抜く
・猫ちゃんの肩甲骨の中央から少し下の位置に針を2cmくらい刺す
・輸液を必要量流す
・輸液を止め、ゆっくり針を外す

というのが一般的な流れです。
ちなみに、これは輸液で流し込むタイプのものです。シリンジを使う方法ではなく、人間が使う点滴のタイプのやり方です。

針の抜き差しの前後に、念の為消毒をするのもオススメです。
私はイソプロパノールやエタノールなど、人間用の消毒液を使っています。
獣医さんによっては消毒をしない場合もあるようですが、念の為消毒をしています。( ·∀·)

点滴をしていると、途中で空気が流れてくる事が多々あります。
私が使っているのは、針の近くにドーム型の空洞があって、その部分に空気が溜まるんですよ。これがとっても便利で安心!

なんだけど、残念ながらあまり広まっていない物のようで、販売されているほとんどの物がチューブからすぐに針を付けるやつなんですよねぇ。(´๑·_·๑)

チューブの中に空気が入ってしまった場合に、空気を上に逃す方法があります。
空気がある部分のちょっと下をつまみ、空気の横を指ではじきます。そうすると上の方に空気が流れていくので、本体の輸液の方へ上がります。

皮下点滴だと多少の空気が入っても問題ないと言われてるけど、やっぱり不安だし空気が入っていくのを見るのはイヤですよね。

空気が逃げる部分が付いてるものがもっと広まればいいのになぁ、と思ってやみません。(´·×·`)

余談ですが、輸液での点滴だと吊り下げて点滴を使用する事になります。
私が真っ先に思ったのは、「ドコに吊り下げればいい!?」という事。。。。

使いかけの点滴はそのまま吊り下げて保管したいし。

どうしよう、と思って検索して辿り着いたのが、ギタースタンドでした!Σ⊙▃⊙川

高さはないけど、使う時にはローテーブルの上に置いたり、イスに置いたりして使い勝手がよくて
なにせそのまま保管できるし、めっちゃイイ!!!

ということで、ギタースタンドかなりオススメです。 ٩(ˊᗜˋ*)

注意点としては、必ず高い位置に点滴を置くようにしましょう。
低い位置だと輸液がなかなか流れてこないので、点滴にとっても時間がかかってしまいます。

病院で渡される針の太さにもよりますが、太い方が早く輸液が流れるので短時間で点滴が済みます。
だけど、私は太いのはちょっと痛そうだし、動いた時に怖かったので細めで短めの針を選びました。

ちなみに細めで長さは2cmくらい。
150mlを注入するのに10〜15分くらいかな?という感じです。

刺さる位置などによって落ちてくる輸液のスピードが違うので、針が皮膚と平行だとやや遅めで、皮膚に向けて少しだけ斜めの角度(20度くらい)にすると早くなります。

どうしても点滴のスピードが遅い!って人にはもうひとつアイテムがあります。
加圧バッグというものです。

これは、結構強引な方法でもあるんだけど、輸液本体に圧をかけて落としていく、というものです。
獣医の先生から教えてもらって、ネットでも売ってるよ〜と言われました。ヾ(๑ㆁᗜㆁ๑)ノ”

ただ、加圧バッグの難点は、注入スピードは早いけれど、点滴そのものを覆ってしまうので、どれくらい注入してるのか目盛りが見えなくなってしまうんです。
何分でどれくらい、という目安が分かれば使いやすいと思うので、点滴に慣れてきてから使うのがオススメです。

いずれここのサイトに、点滴の動画をアップしたいなーって思っております。

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