耳の病気・ケア方法

猫にとって耳は汚れやすく繊細で、ケアも大事な部分です。
どの猫もそうだとは限りませんが、一生耳掃除をしなくても平気な子や、頻繁に外耳炎になってしまう子などさまざまです。
 
猫の種類によっては耳が汚れやすかったり、長毛種で耳の中に毛が入りやすかったりもします。
 
普段から耳のチェックは欠かさずにするのがオススメです。
 
ネコって、耳を触るのをすごくイヤがりますけどね。。。(´ε`;)

症状・ケア方法

耳の病気は比較的わかりやすく、猫が耳をしきりに掻く仕草が一番の合図です。
一時的に耳を掻くだけでなく、頻繁に耳を掻き続けていたら要注意。

また、耳の中がかゆかったり気持ち悪い時はやたらと頭を振る事が多いです。

耳を掻いていなくても、頭を振っている時は耳の中をチェックしてみましょう。

耳をそっとめくるようにして中を覗き(できればライトがあれば照らしながら見るのがいいです)
耳の中に黒い汚れが付いていないかどうかを確認しましょう。


耳の入り口辺り、中の方などに黒い汚れが付いていたら外耳炎などの可能性があります。
見える範囲で、耳の中にネバネバした黒い汚れがあったらすぐに耳掃除が必要です。

まずは病院に行って診断してもらうのがいいでしょう。

病院にすぐに行けない場合は、ぬるま湯にひたした綿棒などで見える範囲の黒い汚れを拭き取ってあげて下さい。
応急処置として軽く汚れを拭き取り、それでも痒そうにしている仕草が続けばできるだけ早く病院で診てもらいましょう。

外耳炎は繰り返し発症しやすいので、定期的に耳掃除をするのが大事です。
特に夏場は耳が蒸れて汚れも溜まりやすく、耳ダニが湧いてしまう事もあります。

耳掃除は慣れれば飼い主さん自身で行う事ができます。

耳の掃除で一般的に使用されるのは、ヒビクス軟膏<【ポスト投函】【動物用医薬品】ヒビクス軟膏 7.5ml>です。

使用方法としては、ヒビクス軟膏をまず耳の入り口に数滴垂らし、耳を軽くモミモミして馴染ませます。

馴染んだあとは綿棒にヒビクス軟膏を塗り、耳の入り口付近や耳の奥まで掃除します。

耳の奥の掃除は慣れるまでは怖いですが、猫の耳はさほど奥まで綿棒が入りません。
耳に対して綿棒を垂直に立てて、真上から真下にゆっくり入れて掃除します。
奥まで行くと綿棒が止まるので、それ以上奥までは入れず、軽く綿棒を回すようにして汚れを拭き取ります。

できない場合には無理してやらないようにしましょう。
耳を傷つけたら元も子もないですし。(。-∀-)

うちの子の場合は、何度も外耳炎を繰り返していたので月イチくらいで病院で掃除してもらってました。

先生に教えてもらって、その後は自分で家で掃除するようにしてます。
たまに何度も耳を掻いている時があるので、掃除するとやっぱり綿棒が真っ黒になってます。(꒪ω꒪υ)
夏だけでなく、オールシーズン汚れがちで。

昔飼ってた子は、一度も耳掃除しなくて平気でした。
どちらもミックスの猫ちゃんだったので、個体差があるんだなぁ、とつくづく思ったところです。

耳の表面の異変に気付いた時、耳の皮膚の病気の可能性も高いです。
できるだけ早く病院へ連れて行ってあげましょう。

また、もしも耳が薄くなっていたり、毛が生えにくくなっていたりした場合は、耳に強い薬の塗りすぎている場合もあります。
抗生物質などの強い薬は、耳の薄い皮膚には強い影響を与えてしまいます。

外耳炎を繰り返していたりすると、耳そのものを傷めてしまう場合もあるので、耳の薬のつける頻度にも注意しましょう。
また、耳の皮膚の汚れ程度でしたらぬるま湯で浸したティッシュなどで拭う程度にしておくのが無難です。
耳はとても繊細な部分です。傷めてしまわないように気をつけてお手入れを心がけましょう。