症状・ケア方法
乳腺で多い病気と言えば、乳腺腫瘍(いわゆる乳ガン)です。
猫の乳腺腫瘍はほとんどの場合が悪性で、ガン化している事が多いです。
腫瘍の一部を取り、病理などで検査すると大抵悪性と言われます。
もちろん良性の場合もあり、摘出不要の事もあります。
乳腺腫瘍は人間と同じく、胸のシコリで気がつく場合が多く、猫ちゃんの胸全体のチェックを欠かさずするのがとっても大事。
胸の周りをしっかり触って、コリコリしたものがあるかどうか見極めましょう。
初期段階でのシコリはとても小さく、ツブツブして点々としている場合もあります。
ザラザラした感触だったり、はっきりした小さなシコリの場合もあるので、違和感を覚えたらすぐに病院に行って診てもらうべき。
早期発見早期治療も猫にとっては大事です。
ただ、乳腺腫瘍のシコリは大きさによって致命傷となるわけではなく、2cmくらいまでは許容範囲と言われています。
3cmくらいになってしまうと摘出しにくくなってしまったり、他への転移が始まりやすかったり、自壊してしまったりと悪影響が多くありますので、早い発見に越した事はありません。
乳腺腫瘍の治療法は、やはり手術を行うのが一般的です。
部分摘出だったり、全摘出だったりと手術の手段はさまざまです。
乳腺腫瘍の厄介なところは、とにかく転移しやすい事。
片側全摘出しても、反対側に転移したり、全て取り除いても他の臓器や体内に転移してしまったり。
イタチごっこになるとも言われる事が多いです。
うちの子も、片側全摘出したあとに反対側全摘出し、また腹部や下腹部などに転移して、大きいのだけを部分摘出して、、、という状態に陥っています。(◜०﹏०◝)
ただ、悲観的になってばかりではありません。
再発を遅らせる事もできるし、寛解だって目指す事も可能だと信じています!
高齢だったり手術がどうしてもできない猫ちゃんは、オゾン療法など体に負担をかけない治療法もあるので、進行を遅らせる事は可能だと本当に信じています。
ここで私自身が疑問に思ったのは、治療薬などはないのか?という事。
残念ながら悪性だった場合には主だった薬というのが存在しません。
私自身が探して行き着いたのは、キノコ類のサプリメントです。
免疫力を高める作用があり、自己免疫を高めて腫瘍と戦おう!というような考えです。
人間でも昔からアガリクスがガンに効果的だとか言われてましたよね。
キノコ類全般は免疫力をとても高めてくれるので、猫ちゃんワンちゃんにも効果があるんだとか。
私が使用したものを紹介します↓
<D-フラクション>
マイタケが主成分となっており、液状なのでウェットフードに混ぜて与えるタイプです。
高価なものですが、使用料は数滴ずつなので、一本で長く使えます。
うちの子の場合ですが、これを与えていると進行が遅くなり小さな腫瘍がなくなったことがあります。
乳腺腫瘍の再発だと思われた小さなシコリが消えたことがあって、とってもビックリしました。
<コルディ>
こちらは粉状のもの冬虫夏草が主成分になっており、フードにかけたり混ぜたりして与えます。
お腹を壊してしまう場合もあるので、様子を見ながら与えてあげてください。
こちらも猫ちゃんとワンちゃんどちらにも使用できるものです。
キノコ類のサプリなどはまだまだあるようなので、その子の体質に合うものを無理なく見つけてあげて下さい☆
乳腺腫瘍にかかってしまうひとつの要因として、成猫になってから子宮摘出すると乳腺ガンになりやすいと言われています。
なので、避妊手術をする場合は、早めの方がいいかと思われます。