甲状腺

猫は高齢になると、甲状腺の機能が悪くなってしまう事が多くあります。
これによって、さまざまな弊害を起こしてしまう事があるので、甲状腺についての知識をつけておくのは重要です。

症状・ケア方法


うちの子の場合は、最初肝臓の数値がどんどん悪化していきました。

そして、肝臓の薬や点滴などを試してみたのですが、全く効果がなく。。。
東大の大学病院で診てもらい、ようやく診断がついたのは「甲状腺機能亢進症」という病気です。

簡単に言うと、甲状腺のホルモンが高齢により過剰に分泌されてしまうという事です。

肝臓の数値だけでなく、血液検査でわかる場合もあるので高齢になったら定期的な検査が必要ですね。

この病気の厄介な点は、甲状腺のホルモンが過剰に分泌されると元気になるんです!
えーーー!?Σ⊙▃⊙ って感じですが、元気に走り回ったり食欲旺盛になったりします。
そのせいで、この病気に気付かなかったり、発見が遅れてしまう事が多くあるようです。

ホルモンが多く分泌され、体的には若返ってしまうようで。(o꒪ͧω꒪ͧo)
元気なのは嬉しいけど、肝臓などの臓器が知らないうちに悪くなってしまうのでほったらかしにしては絶対ダメな病気です。

治療法としては、一番は薬です。飲み薬が効く場合には、飲み薬を毎日飲むだけで安定するので一番ありがたい治療法です。

もし、飲み薬に効果がない場合には食事療法をします。
食事療法では、指定された食事以外は一切口にできなくなるという、結構過酷な治療法です。

できれば投薬で治療したいところです。。。

場合によっては、甲状腺ホルモンを切除する手術という方法もあります。
喉のあたりの甲状腺ホルモンを切除し、不足してしまったホルモンは投薬で補うという治療法です。

高齢の場合には負担が大きくなってしまうので、最善の治療はやはり投薬というところでしょう。

万が一、猫ちゃんの様子がおかしくなってしまったら甲状腺ホルモンの値を調べてもらうのがいいかと思います。
血液検査ですぐに調べる事ができます。
普段より元気すぎたり、攻撃的になったりしたら、ちょっと様子を見てみましょう。
悪化してくると喉が腫れてくる場合もありますので、腫れてしまう前に判断しておきたい病気です。