症状等
猫の避妊手術は生後六ヶ月が目安だと言われています。
早いと感じるかもしれませんが、猫にとっての適切なタイミングがそれくらいなんです。
繁殖期を迎えてしまったら、あっという間に子猫が生まれてしまう可能性もあります。
動物の一生は人間の一生と同じ。生まれてから死ぬまで何があるか分からない。しっかり最初から最後までお世話をする覚悟と時間とお金が必要なんです。
猫にとっての避妊は悪いことばかりではありません。
早めに摘出する事により、メスならではの病気を発症しにくくなります。
逆を言えば、遅めに避妊手術をすると乳腺腫瘍などの病気を引き起こしやすくなるんです。
いわゆる乳ガンを引き起こしやすくなるんです。
子宮を摘出しても、猫ちゃんの一生は変わりありません。
発情期がなくなり、例えていうならずっと子猫のままの感覚ということです。
子宮を摘出せずに繁殖行為をしてしまうと、子宮の病気を発生させてしまう場合もあります。
子宮蓄膿症、がそれにあたります。
子宮に菌が繁殖し、膿が溜まってしまう病気です。
膿が溜まり続けると、お腹が膨らみます。妊娠と誤認してしまう事も多いので注意しましょう。
ひどくなると出血が起こります。
放置すると破裂してしまい、命を落とす可能性がとても高い非常に恐ろしい病気です。
出血が見られた場合にはすぐに病院に行き、子宮を摘出してもらうしかありません。
人間で例えると、盲腸が腹膜炎を起こすような状況です。
猫ちゃんもおそらく非常に痛みを感じているはずです。
妊娠の可能性もなくお腹が膨らんでいたり、出血が見られた場合にはすぐに病院に行きましょう。
この病気に関しては、様子見は絶対にダメです!!緊急手術などの場合もありますので、命をつなぐためにも手術が絶対に必要になります。
